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アッキ=ニンジャ『ウルウェン』

アッキ=ニンジャ『ウルウェン』変身前/後

アッキ=ニンジャ『ウルウェン』変身前/後 · 2017/09/13

アッキ=ニンジャ『ウルウェン』

アッキ=ニンジャ『ウルウェン』 · 2013/01/05

ロムンクァリィと同じくアルダの「アイヌア」たる子神の一柱。

自身曰く「イルーヴァタールの糞親父のハナから終わってた馬鹿みてえな創世」の混乱の中を駆け巡った混沌と暴力、炎の女神にして「鬼女」──そして今は神格級ニンジャでもある。

ウルウェンは故あってロムンクァリィを姉と仰ぎ、以来、一時の別れを挟みつつもロムンクァリィの尖兵を務める身となった。今はヴィーヤウトゥムノの副女伯として第二級の地位を得ている。

アルダの上古時代において彼女は、戦場にあっては荒ぶる炎の魔人の姿を取ることが多かった。「ヴァララウコ」の名が敵対者、取り分けてエルフたちが「バルログ・リアリティ・ショック」としてその末裔たちが今日も失禁下血発狂と共に彷彿とする、恐怖のイメージを生み出した張本人は彼女であるようだ。

実際にもその敵を最も多く自らの手で殺傷し、喰らったことは自他が認めるところである。「お前は今までに喰ったエルフの数を覚えているのか?」と彼女は冗談交じりで嘯いている。

皮肉なことだが、彼女が女神としてしばしば取る姿は、細身の長身にストレートの銀髪、艶やかな白い肌という一般に知られる逞しくもエルフの美貌に近いものがある。神々の中でも、無論男神たちにとっては垂涎ものであった。

そんな彼女は長兄神メルコールが、父神イルーヴァタールを弾劾した際、その反抗のもっとも初期に加わった最古の一柱であり、同時にメルコールの最古の愛人でもあり、ウトゥムノの女神の第一位を掲げていた。

もっとも、時代が下るに従い、その序列第一位は程なくして「黒き地母」ウルバンディに譲り渡した。さらにウトゥムノの神統としては比較的新参であったロムンクァリィにもさらに譲って三位にまで下ったが、いずれも彼女自身も納得するところであったという。

それよりも彼女にとって永遠に屈辱的であるのは、敵対するヴァリノール神族の「最強者」トゥルカスに(当時の「作為」として必然ではあったのだが)ついぞ最後まで勝てなかったことである。上古最後の戦いの中で、彼に敗れることでアルダから〈虚空〉へと放逐されることになったウルウェンは、主観時間数千年に渡り、孤独の時を過ごしたという。

しかし、その長い虚空での彷徨の中で彼女は異邦の存在たる「名状しがたき黄金立方体」と相まみえた。その存在は長らく敗北に打ちひしがれ、強さとは何か、己は何であるべきかに迷う彼女にかくなる天啓を与えたという。

(宇宙の心は暴力である。汝はその暴力の限りを尽くすニンジャたるべし)

その言霊を通じて彼女の焔は変質し、燃え上がった。新たなる形「サタニック・ニンジャ・ソウル」として。

「IYAHHOI」の声と共に一飛びに虚空を超越した彼女は、やがて「イェンダー」と契約を結び、かつての故郷鉄獄にて〈サーペントの瞳〉を手に入れる*勝利*者の列に加わった。

ロムンクァリィとの再会はその後であった。その奇跡的復帰を彼女と喜び合った後、ウルウェンは己の瞳を彼女のヴィーヤウトゥムノ創世へ供与した。共同経営者に近しい立場を得られる身から、敢えて副官に収まる立場となったのである。