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SikabaneWorksが関係するコンテンツ(主に*band系ローグライク)の開発近況・補足から全く個人的な雑記まで。

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2015/11/02

[Angband]『Angband Releases: 3.0.8』のBackground和訳

今回はクッソ長いので明日とで2つに分け、今日はhttp://rephial.org/release/3.0.8のBackgroundのみを和訳。3.0.7の更新は、後述の事情で厳密には非公式の段階であったためか、リンク先の通り、なぜかリンクの張られていないファイル名がいくつか羅列しているだけになっている。

背景

バージョン3.0.8は2007/07/08にAndrew Sidwell氏がリリースし、彼がAngbandの公式メンテナとして行う長い間の不安定な時期を経た最初のリリースになりました。

2005/10にRobert Ruhlmann氏がAngbandの管理を行う仕事をこれ以上行いたくないことを表明して後、だれが一番この仕事を全うできるか多くの議論が起き、自薦他薦が(ほとんど他薦でしたが)行われ、候補者間でもまた議論が行われました。結果として2006/03にRobert氏がJulian Lighton氏を後釜として、またRobert氏にとっての長い歴史を持つ本ゲームの将来のゴールを共有すべき相手として選びました。彼はSangbandという彼独自のバリアントを持っている点で実力も証明していました。

悲しいことに、Julian氏はAngbandの向上に意欲を持っていましたが、Robart氏がかつて行ってきた尽力ほどに時間を割けないことが明白で、もたらしたものは非常にわずかの進展に留まりました。Julian氏はいくつかのAngbandのCVS版を作成し、(Luaスクリプトの廃止、スケルチ(自動破壊)のサポート追加などの)彼が作っていこうと意図した変更の並びについて言及しましたが、それらもわずかな進展にとどまりました。

12月の初頭にAndrew Sidwell氏が彼に取って最初の非公式版βバージョン3.0.7s1をリリースし、本バージョンは皆に議論の余地ないほどに同意された変更を多く含んでいました。コードの品質を高く維持しているために、それらは彼が指摘していた通り、Julian氏が公式のリリースに易く盛り込むことができました。しばらく経ってのち、彼はニュースグループにゲームに多くの労力を充てることができない理由を説明しました。いわく、「もし私が年末までに何か作業を行うことが出来なかった場合には、引退しようと思います」とのことでした。

2007/03に誰かが前向きに彼をメンテナに推薦する前までに、Andrew氏はさらに非公式のβ版として3.0.7s2とs3の2つをリリースしました。これには広い同意がありましたが、まだJulian氏の公的なコメントがありませんでした。彼の新しい取り決めによる復帰があって、Andrew氏は3.0.8の公式なリリース計画を描き、誰かこの版のゲームに触れて改善を行っていく興味はないか告知しました。

本リリースから以前までの間にこのように長いギャップがあっただけあって、内外共に多くの待たれていた変更があり、多くの人がコード寄稿なり提案なりで助けの列に並びました。

これら大半の記録はOSXポートに数多くの改善を成したPete Mack氏で占められており、ゲーム内部のクリンアップの多くの数の作業が行われました。新しいメニューインターフェースの実装によるより将来の改善となる基礎の確保や、それを見越した既存コードの大がかりな移動すら行われました。これらは新しい情報表示、キャラクター作成画面、オプション、店舗画面も含まれています。これらはコードを小さく抑えるだけのみならず、ゲームを構成するユーザインターフェースをより簡易にもしました。

ゲームプレイ中で、常に追加される予定とされていたのが、プレイヤーが鬱陶しいと思いもはや必要でないと思うアイテムを自動的に破壊するスケルチ(自動破壊)機能でした。元々は自動破壊機能はNPPAngbandのものを取り入れたバージョンでしたが、Andrew氏はこれをAngbandの標準としてコードを仕上げることは考えず、EyAngbandをベースとした新しい方向性を用い、再度書き直しました。プレリリース版のニュースグループからの提案の後、これは再び新しいバージョンに変更され、プレイヤーへ単純に画面から、自動破壊されたアイテムを保護するか、そのまま破壊するかを選択させる形になりました。

もう一つの大きな変化としてほとんど使われていない多数のオプションを消去したことが挙げられます。これらは、遅いマシンで通すために使われてきたもので今日影響はほとんどなく、あるいは単純に選んだところでトラブルを引き起こすようなものばかりです。また「難易度」オプションとして再分類された多くのものは、プレイヤーが作成された時点でのみにセットできるようになり、一度開始してからは変更できなくなりました。これはゲームのバランスを取ろうとする前進的な試みの一部として、「アーティファクトがプレイヤーに発見されなかった場合には永久的に失われるかどうか」などといった形で変化するゲームオプションの一揃えを"公式"なセットとするものです。

他にも十分な記述をしきれないほど重要な範囲の多くの変更が存在し、それらは全て「公式な」変更リストとして以下にリストされています。店の割引仕様を除いて、以前の二人のメンテナが調整してきたものは、単純に本リリースでは取り除かれています。

私見

3.0.6での背景の通り、Robert Ruhlmann氏がモチベを失い、さらに当人が直接指名したSangbandの開発者であるJulian Lighton氏も多忙で更新が停滞、最終的に3.0.7という非公式版を更新する実績を見せた、Andrew Sidwell氏が新しいメンテナとなった。この間前々回から前回までの1年のブランクに続き、さらに2年の歳月が流れている。

なんだかんだヴァニラとして今日もなお、更新が続いているが、たといオープンソースの本場欧米の環境でも、それまでには結構な綱渡りがあったと言う事だろう。

具体的な更新内容に関する私見は次回分で。

[R-18]木の股エルフ

こんなワンドロもどきでイケるようなクォリティになるはずはないと自覚はあるんだ。ああ(半逆切レ)

Elf