■ [変愚蛮怒/元ネタ探訪]ロジャー・ゼラズニィ『影のジャック』

最初に

鬼畜大佐『ロムンクァリィ』

はぁい。不定期元ネタ探訪第2回目よ。
今回は『影のジャック』。

アッキ＝ニンジャ『ウルウェン』

オラァ！真ん中来いよ！ゲストぉ！
ついでに脱いでクローク寄越せ！あとしゃぶれ。

『影のジャック』

…クソ、何だと思えばまたお前等か。＠共。

鬼畜大佐『ロムンクァリィ』

お久しぶり。どう見積もっても20は浅い階層で、
＠狩りする人間の屑、生きてて聡しくないの？

『影のジャック』

俺が知るか！文句は全盛期の俺をわざわざ40Fに配置した奴に言え！
言っておくがZangじゃ相応の場所にいるんだぞ！

[U] Jack of Shadows (Slate 'p')
=== Num:670 Lev:58 Rar:4 Spd:+40 Hp:2100 Ac:75 Exp:260000
Deriving his strength from the shadows, this king of thieves
steals only for the challenge. This creature moves normally. He
is magical, casting spells intelligently which produce darkness
storms, confuse, haste-self or heal-self; 1 time in 4. He can
open doors, bash down doors and pick up objects. He regenerates
quickly. He resists teleportation. He cannot be stunned,
frightened, confused, slept or teleported. He is observant of
intruders, which he may notice from 700 feet. He will carry one
or twon exceptional objects. He can hit to attack with damage
5d10, hit to attack with damage 5d10, hit to steal items with
damage 2d10, and hit to steal items with damage 2d10. (ZAngband
2.7.2)

アッキ＝ニンジャ『ウルウェン』

おん。

『影のジャック』

そもそも、俺のような暗黒界人に生きてるもクソもない。
魂を持たないから、死んでもクリヴの〈堆屍穴〉から何度でも蘇るんだ。

鬼畜大佐『ロムンクァリィ』

は？（威圧）何それ。

概略

1971年、ロジャー・ゼラズニィ作。自転が存在しない惑星世界を舞台に、常に夜の中にある暗黒界の盗人ジャックの復讐譚とそれがもたらした世界の変貌を結末に描く。

主人公ジャックは、元より残虐な封建領主が各地を支配する暗黒界の中でも、城持ちであることをほら吹き、厄介者扱いされる盗賊。「不死大佐」と呼ばれる暗黒界の領主の一人が娘イヴネを嫁がせるための婚資として、陽光界と暗黒界の中間にある薄明界の至宝〈ヘルフレーム〉を求めていることに応じ、盗みを試みるが、別にそれを企てていた者の手にかかり、序盤から処刑されてしまう。

暗黒界人の蘇生の地、西極の〈堆屍穴〉から時間をかけて蘇ったジャックの受難は尽きず、暗黒界の奇妙な生態に襲われ、領主の一人（男爵）の手に捕らえられる。その後、先の企ての主であり不死大佐からイヴネをとうに娶った「こうもり王」の虜囚となり、事実を明かされたジャックはそこであらゆる者への復讐を決意した。

ジャックは暗黒界の構造を維持するための「大約」を担う一人であることを偽ってこうもり王の手から逃れる。その際に大約の証である〈エルズの書〉を汚したことで暗黒界での居場所を完全に失った。こうもり王の追手である怪物ボーシンに追いたてられながら彼が逃れたのは、呪われし者モーニングスターのいる薄明界、そしてその先にある陽光界であった。

「コルウィニアの鍵」と呼ばれる、暗黒界でも失伝した魔術の手法。その算出のために陽光界に存在する科学技術の精髄であるコンピュータを求めた彼は、陽光界で大学の講師の身分を得て…

『ボーシン』と『影のジャック』

鬼畜大佐『ロムンクァリィ』

へー。じゃあmonspeak.txtを見る限り、変愚の貴方はそのコルウィニアの鍵
とやらと既に得ていて、たった一人で暗黒界の領主達全部敵に回しても
ワンサイドゲームかませるだけの無双状態って訳なのね。

『影のジャック』

そうだ（ドヤ）

アッキ＝ニンジャ『ウルウェン』

で、逆に言えばそれを手に入れてない間は、
せいぜいショート・テレポートでも繰り返しながら、
ボーシンに追い立てられるだけのチンカス盗賊に過ぎないのか（嘲笑）

『影のジャック』

いや、鉄獄でうろついてるあれは幾らなんでも弱すぎる。
俺が原作中でどんだけ最後の最後まで追い立てられてたと思っているんだ。

[U] 『ボーシン』/The Borshin  (White 'g')
=== Num:177  Lev:10  Rar:2  Spd:+0  Hp:200  Ac:30  Exp:45
青白く捻曲がったこの生物は、あなたの姿そのものを憎んでいる。「それはまる
で、人間の顔になることをめざして作りはじめながらついに目標にとどかなかっ
たかのような貌だった。踏みしだかれ、捻じ曲げられ、頭部のふくらみを形成す
る醜い肉塊を穴だらけにされていた。その胴体を包む透明な肉を通して、骨が見
えるし、短い脚は樹の幹みたいに太く、その先端に円盤状の平たい足が付いてい
て、そこから根っこか蛆虫みたいな長い指が何十本となく突きだしていた。腕は
体ぜんたいよりもはるかに長かった。つぶしたナメクジといおうか、すっかり焼
きあがる前に凍らしてそれをまた解凍させたような物体だった。それは---「これ
がボーシンだ」 <こうもり王>がそう言った。」(ロジャー・ゼラズニイ、荒俣宏
訳『影のジャック』サンリオＳＦ文庫、p81-82)
それは通常地下 10 階で出現し、普通の速さで動いている。このモンスターを倒
すことは 50 レベルのキャラクタにとって 約8.65 ポイントの経験となる。それは
AC30 の防御力と 200 の体力がある。それはドアを打ち破ることができる。それ
は冷気と毒の耐性を持っている。それは恐怖を感じないし、混乱しないし、眠ら
されない。それは侵入者をかなり警戒しており、 400 フィート先から侵入者に気
付くことがある。それは 2d13 のダメージで殴って攻撃し、 2d15 のダメージで
体当たりして攻撃し、触って恐怖させる。

鬼畜大佐『ロムンクァリィ』

陽光界まで貴方を追いかけてくるほどですものね、思い出に
表記されてるような描写だけじゃまるですっとろいように思えて、
実際の所全くそんな感じじゃなかったし。

アッキ＝ニンジャ『ウルウェン』

ま、正直なところアンタみたいな汚れ極まるトリック・スターは、
好きじゃないけど嫌いでもないよ。もの寂しくなったらいつでも
お言いなさい。犯したる。

『影のジャック』

心からお断りだ、この枢斬暗屯子。