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SikabaneWorksが関係するコンテンツ(主に*band系ローグライク)の開発近況・補足から全く個人的な雑記まで。

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2013/10/29

[変愚蛮怒/攻略] ウトゥムノの鍛冶師鉄獄を行く(変愚蛮怒 Ver2.1.4 rev3495 アーティファクト使用不可縛り) エピローグ1

しかし、クウェンディ(エルフ)の多くはオロメが来るのを見て不安に満たされた。
これはメルコールの仕業であった。なぜなら、後に知られたことから賢人たちが言明
するところによると、メルコールは常に警戒を怠ることがなかったので、クウェン
ディが目覚めたことにも真っ先に気づき、暗い影と悪しき精霊たちを遣わしてかれら
の様子を探り、待ち伏せさせた。

シルマリルの物語 エルフの到来と虜囚となったメルコールのこと

Martin

ランダムの息子『マーチン』
おい、アンガセイスが消えたぞ!こりゃ一体どういうことなんだ?
さっきの巨人の黒い影は一体何なんだ?

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
慌てないでマーチン、何も問題はないよ。
これは例の尋ね人の件がうまくいったんだ。少し手荒だけどね…

Marbas

ログルスの屍霊使い『マルバス』
少々どころか、かなり手荒な事になったようですがね。
アンガセイス殿なら大丈夫でしょうか…?

Martin

ランダムの息子『マーチン』
例のメルコールのか?あの黒い巨人の事なの…か?

Raviniella

獣の歌い手『ラヴィンニエラ』
いいえ、あれはモルゴス。本来はメルコール当人とは異なります。
今回に限れば彼が「主成分」であることは確かなのですが…

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
ラヴィンニエラから話を聞いて確信したよ。
あれはウトゥムノと敵対したヴァリノールや西部の民、何より
創造主のイルーヴァタールが作り出した、生けるカリカチュアって所らしい。

Martin

ランダムの息子『マーチン』
…はあ、そりゃどんなもんで。

Raviniella

獣の歌い手『ラヴィンニエラ』
私達ウトゥムノに言わせれば、ヴァリノールの民は
上から下に至るまで、救いようのない誇大妄想狂でした。
自分こそは責任ある意思を持つ『自由の民』だとか言っておきながら、
自分の抱くささやかな不安、至った些細な不幸に至るまで
あの『モルゴス』の仕業と信じて止まなかった。

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
ヴァリノールとウトゥムノは創世以来戦争を繰り返してきたんだ。
その現実にあったヴァリノールとそれに奉ろう民達の不幸や苦難は
確かに、ウトゥムノに拠るものが多かっただろう。
より具体的には、メルコール自身による直接の殺傷行為や策謀が
原因であったものもあるはずだ。だが、当然彼だけのせいじゃない。

Raviniella

獣の歌い手『ラヴィンニエラ』
例えば、単純にエルフを殺めたり、辱めを行った数と規模に言及すれば
メルコールよりも桁違いに多く行ったウトゥムノの諸神達や闇の子達がいます。

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
あるいはヴァリノールに奉ろう民の同士でも内紛を起こし、
殺し合ったことは何度でもあったそうだ。
そこに至っては『自由の民』とやらの自由故の自業自得だろう。
だが、彼等のほとんどはそう考えなかったらしい。

Raviniella

獣の歌い手『ラヴィンニエラ』
ある日…エルフの上王であったフェアノールがメルコールを
『モルゴス』と罵倒しました。その経緯自体はメルコール自身も
認める咎でしたが、これをきっかけに彼等はこの世の全ての不幸と悪の源は
『モルゴス』によるものと信じ、思い込むようになったのです。
メルコール自身に全く責のないものまで、丸ごとこじつけてね。

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
人に限らず、エルフや、神々まで記憶なんてのは案外いい加減なもんだ。
そうして彼等は「歴史」を捨てて「物語」に逃げ込み、
具体的な災厄を抽象的な『モルゴス』に集約させたんだよ。
しばしばそれをメルコールとも恣意的に呼ぶから余計に
ややこしいことになったんだが…

Raviniella

獣の歌い手『ラヴィンニエラ』
あれの本質はメルコールだけではありません。例えばアンガセイスが
叩き潰したドワーフ達の死の苦痛、私が歌をもって蝕んだエルフの
精神の狂気。誰の責任でもない、強いて言うならばイルーヴァタールが
構想に予め刻んでいた人間の生老病死…
まだまだ無数にある災厄のイデアがメルコールの影に取り巻き
生み出されたのが、あのモルゴスということです。

Martin

ランダムの息子『マーチン』
…よく分からんが、あれはメルコールの影ではあるが、
同時にアンタやアンガセイスや、ウトゥムノの古株達の影でもある。
言わば影のキメラって奴で、その形成原因は
ヴァリノールの民自身の思念ってことか。

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
要点を得ているね。ただそれだけなら、脅威ではあるけど、
この鉄獄の最深層においては幾らでも湧く影に過ぎない。
さらに言えば『諸悪の根源』なんて抽象的な影の集約だけでは
メルコール自身の要素は極々薄いものに過ぎないんだ。

Marbas

ログルスの屍霊使い『マルバス』
だが、あの『モルゴス』は特別。
たまたまメルコールの要素が特に濃い存在である…と。

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
その通り。例のアンナタール殿が嗅ぎつけたのはその事だったんだろうね。
彼自身この『モルゴス』を見れば、同じような理解をして、
そして今僕とラヴィンニエラがゴーストホイールを通じて行った
「検索」を別の手段で、何かしら成し遂げたかも知れない。

Marbas

ログルスの屍霊使い『マルバス』
では今、アンガセイス殿が至った先は…

Brand

アンバーの狂気の夢想家『ブランド』
そうだ。多元宇宙に存在する根源は
アンバーの『原初のパターン』や『ログルス』だけじゃない。
創造主の数だけ、それに相当するものがある。そして今アンガセイスは…

『メルコールの紋様』その限りない近辺に至ったはずなんだ。
12:20                      101階へ階段を下りた。
12:20         101階(鉄獄): 鉄獄の最深階101階に到達した。

Angaseice

鉄血『アンガセイス』
ここは…

?????

????
またか、私の邪魔をするのは誰だ!?