2013/05/15
■ [変愚蛮怒/スポイラー]オーク系モンスターの現状の傾向(変愚蛮怒 Ver2.1.3 rev3405)
本日オークユニークとして『ムズガッシュ』を追加したことと、これからさらに調整の対象にするかも知れない経緯で現在の時点でのオーク系モンスターを網羅してみた。
Name Lev Rar Spd Hp Ac Visual Info -------- --- --- --- -- -- ----------- 小汚いスナガ 4 1 +0 5d5 32 L.Green 'o' スナガ 6 1 +0 8d8 32 L.Green 'o' 洞窟オーク 7 1 +0 11d9 32 L.Umber 'o' 丘オーク 8 1 +0 13d9 32 Slate 'o' [U] スナガ『ラグドゥフ』 8 2 +0 190 32 Umber 'o' [U] スナガ『ムズガッシュ』 8 2 +0 162 30 Umber 'o' オーク・シャーマン 9 1 +0 9d8 15 Blue 'o' [U] 丘オーク『グリシュナッハ』 10 3 +0 230 20 Umber 'o' [U] オークの隊長『マウフル』 12 3 +0 240 60 Umber 'o' [U] 丘オークの隊長『ゴルフィンブール』 12 3 +0 240 60 Umber 'o' ブラック・オーク 13 2 +0 12d10 36 L.Dark 'o' 爆裂スナガ 14 1 +1 8d8 32 L.Green 'o' オークの弩弓隊 14 3 +0 10d10 20 L.Blue 'o' [U] キリス・ウンゴルの『ウフサク』 14 3 +0 320 50 Green 'o' ハーフオーク 15 3 +0 16d10 40 Slate 'o' オーク・キャプテン 16 3 +0 20d10 59 Green 'o' ウルク 18 1 +0 80 50 White 'o' [U] オークの隊長『シャグラト』 18 2 +0 400 60 Umber 'o' [U] オークの隊長『ゴルバグ』 18 3 +0 400 60 Umber 'o' [U] ウルク『ウグルク』 20 4 +0 640 90 Umber 'o' [U] アゾグの息子『ボルグ』 20 4 +5 500 50 L.Red 'o' [U] ウルク『ルグドゥシュ』 21 3 +0 720 95 Blue 'o' [U] ウルク=ハイの大王『アゾグ』 23 5 +10 900 80 Red 'o'
全モンスターのシンボル別の中でも最大レベルはアゾグの23と低い。能力と性質の傾向やトールキンの原作的な背景を見れば、Tシンボルのトロルがそれ以降の階層上での立ち位置を取っているとも言える。
一応オークの洞窟のクエスターを張っているアゾグ当人は、加速と火力で曲りなりの脅威となっている。とはいえ原則として階層に達した相応のプレイヤーキャラならば、純魔術職でもない限り、単体を余裕で殴り殺せる程度に弱い。最序盤クラスからそこそこのACを持っていても最初からここまでHPが低いとほとんど意味をなさないだろう。
大半がFRIENDやESCORTによる大量出現で現れるとはいえ、なお初歩的なローグライクの戦法で処理できてしまうケースがほとんどである。そういう意味では慣れないプレイヤーへの脅威としてのバランスとして悪くはない。
攻撃手段は爆裂スナガや、オークシャーマンといった若干の例外を除き、直接攻撃か、一部射撃に限られ、しかも特別な打撃効果がついていることがほぼない。これも最序盤の限られた装備、物資の中でとりあえずACの確保のみでそこそこにやっていけるというバランスの観点からは妥当ではあるだろう。
ユニークは全てトールキンの原作か、公式の派生作品に由来を持つオークである。
「ホビットの冒険」でスマウグに並んで、中つ国の民の脅威として喧伝される立場にあるアゾグ、ボルグ親子はともかく、後のオークについては、さして特記するべきキーパーソンという訳でもない。
愚かな仲間割れでホビットを逃したり、情けない醜態を晒すケースがほとんどであり、中には自身が登場するでなく、名前だけ打たれたとか死んだとか出ているだけのケースもあって、思い出の記述には大抵原作に言及されてない付随がある。
後年、単純な善悪二元論が避けられる中で、このオークがしばしば一種の粗野な高貴性を持たせられる作品もD&Dの並行世界やWarcraftシリーズなど数多くあるが、少なくとも現状変愚のオークはトールキンの原作よろしく、人格性を気にせずに済む都合のいいやられ役であることには変わりはない。敢えてこれにテコ入れするのならば、先の作品などのフレーバーを取り入れるか、思いっきりオリジナルに走る他ないだろう。