2010/09/07
■ [宗教][政治][歴史]ガイア教の天使クジラ
件のオーストラリア捕鯨問題について、IRCで某氏が張ってくれたリンクを通じて色々と眼からウロコだったので、読めるだけ読む。
こういう問題については、上記カテゴリの3種の観点から、部分部分だけならば脳内に止めて考察したことはあるものの、こうも一通りカッチリと繋げられる話になるとは思わなかった。よくよく査読すれば強引な所はあるかも知れないが(ブログ主さん自身半ば謙譲でそうおっしゃってる節もあるし)、この世の中で一神教系思想がどういう変質を遂げ得ているのかを一瞥にするに最適の内容ではないかと。
何よりも大事だと思ったのは日本人的観点に偏り過ぎて、今だ世界には宗教というはっきりと人心に影響を及ぼしていることを忘れないほうがいいと言う戒め。 http://tkido.com/blog/538.htmlこの辺の話である。
いかに異質で不気味に見える文化や慣習が地上に横たわっていようと、結局同じホモ=サピエンスの領域に括れる範囲である以上、歴史的系譜を見ればそれらが形成されるロジックは必ず隠されている。無論それらは常に発見される新しい資料によって用意に覆ったり、やはり日本人というバイアスにある以上歪んで見える可能性は大だが、人生のリソースをこまめに投入して視点を維持すること自体は忘れてはいかんね。