2009/11/21
■ [ゲーム]『信長の野望・天道』体験版感想と国産SLGへの鬱屈
学祭の準備と病休明けに、一つ食わず嫌いを解決する。
天翔記でどっぷりはまり、将星録、烈風伝、嵐世紀まで連続で買って以後は手をつけていなかった同シリーズ。方々で芳しくない評判を受け久しぶりに手をつけたが、成程やはりよろしくない。 どうも往年よりもシンプルになったというよりは、やれることが圧倒的に減ったという無力感と、駒を進めていくだけで事済んでしまう空しさ。兵数はHPと化し、必殺技をほぼこちらだけが一方的にかますだけの戦争。体験版の若信長で岡崎落とすのと、上級長宗我部で二城落としただけで飽きました。製品版買う気が起きませぬ。
過去の天下統一シリーズと比べ、元より期待はされてなかったシステムやノリの史実性や時代考証、人物考はさらに悪化といいますか。女謙信とかチュートリアルの北条氏の扱いとかゲンナリです。私みたくひさしぶりにシリーズに手をつけたくなったり、SLGの新作を待ちわびていたユーザーの失望もしかりでしょう。
この所、自分でプレイして高揚感を感じたSLGがフリーにせよ市販にせよ海外産に限るのが実に残念。ニコニコでマゾく奇天烈な縛りをかけた動画には楽しめるものがいくつかありますが、縛り前提のバランスってどうなんでしょう。
今度工画堂がシュヴァルツシルトの新作を出すそうですが、システムソフトの天下統一V、今回の天道に続いて、これがコケたらPC88・98くらいからの国産SLGは絶滅したと思わざるを得ない悪寒。